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「Web制作のための撮影から管理、レタッチまで デザイナー&ディレクターが写真を上手に撮る本」のイベントに参加。
Web制作者向けだったのですが、ブログの商品撮影でも役立つはずと著者の岡田陽一さんのお話を聞いてきました。
機材選びから人物や料理、商品写真撮影時のポイントやコツを著書から抜粋してご説明頂いた。
今回聞いたカメラ初心者でもできるワンランク上の撮影テクニックをまとめてみたのでご紹介します。
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①Web制作に写真撮影が必要な理由
まず最初にWeb制作時の「素材集や素材サイトから探す問題点」として下記の3点をあげていた。
- オリジナリティがなくなる
- 胡散臭く見られたり安っぽく見られたりしてしまう
- フリー素材から探す時間もかかっているのがもったいない
カッコイイ部屋や外国人ばかりの写真素材だけで、まるで実態がわからないサイトになってしまっているものもある。
またクライアント側から写真素材をもらう場合でも注意しないと。。。
- サンプルでもらった写真の質がサイトと合わず使えない(統一感)
- スキャンして使う場合など画質がいまいち(クオリティ面)
- 盗用問題の確認が必要(権利面)
②機材選び
最初から全て買い揃えていく必要はありませんが必要に応じて順次購入していきましょう。
カメラ
中でも下記のようなAPS-Cがコスパ的にもおすすめなので、初期投資として買ってしまうのが良いとのこと。
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また交換レンズには、35mm/50mmの単焦点レンズを持っていると商品や人物撮影にあると便利とのこと。
講師の岡田さんはニコン40mmマクロが今は欲しいとおしゃっていました。※ここでのレンズは全てAPS-Cの話
あと三脚も必要なのでカメラとあわせて購入しておくと良いでしょう。
参考記事▶カメラ初心者向け「Velbon三脚レバー式EX-444」を購入した感想
照明機材
Photo:写真電気工業株式会社|商品一覧
高価な照明セットやモノブロックタイプなどのプロ機材はいらないから、まずは「ソフトボックス」を買いましょう。
簡単な商品撮影(テーブルフォト)なら1灯、人物まで気合入れて撮るなら6灯入っているが物がおすすめとのこと。
工夫次第では、トレーシングペーパーとデスクライトでも十分撮れます。
またレフ板は100均で手作りできるのでいくつか用意しておくと便利です。
参考記事▶手作りレフ板(自作)の作り方と写真撮影での使い方
尚、カメラのフラッシュを使うと濃い影が後ろにでてしまうので最終手段のみとすること。
「フラッシュやクリップオンストロボは基本NG!」と覚えておきましょう。
背景紙
「背景紙」があるだけでプロっぽくなります。
Amazonなどでも買えるので、必要に応じて立てかける三脚などの機材も揃えていくと良いでしょう。
また、「必ずから空バックを撮っておきましょう!」と言っていました。
何を撮影する場合でも最初に空で撮っておけば、後で背景が足りなかった際にPhotoshopなどでコンじることが可能。
※空バック・・・何も置かずに撮ること(背景紙以外)
※コンじる・・・コンテンツに応じるの略
グレーカードやホワイトバランスセッター
あわせて露出も測っておくのがおすすめです。
Lightroom(現像・管理ソフト)
操作に慣れが必要ですが、関連書籍やセミナーが多数あるのでチェックしてみてください。
参考記事▶初めてのLightroomカタログ管理と写真セレクト方法まとめ
③人物の撮影について
壁から離れるだけで濃い影がでなくなったり、位置や高さを少しズラすだけで変えられることを覚えておく。
参考記事▶商業写真で首切りと串刺しがダメな理由
プロは真ん中だけでなく四隅をみてどこまで入っているか、水平やタテのラインなど背景をよくみている。
四角の確認までできるようになっていくると構図も変わるので必ず癖づけていきましょう。
同じように撮影後の切り取り方も要注意です。(首切、足首切りなどしない)
アップショット、バストショップ、ウエストショット、ニーショット、フルショットなど
基本的に、切っていいとこは決まっていて関節以外で切りましょう。
またWeb制作における集合写真はおすすめしない。(やめたりするので)
撮る場合は、ちゃんと並びや位置を決めて沢山枚数(目をつぶっていたりとか表情が固い)を撮っておくことが大切。
固い表情には、面白い動画みせておいて一斉に向いてもらうなど工夫が必要とのこと。
人物撮影のネックでもある自然な表情作りのテクニックの例としては下記をあげていました。
- 今日は何食べましたか?ペット飼ってます?など軽い話をすることで和ませる
- 上記でダメならジャンプさせる走るポーズなど身体動かすと表情もほぐれる
担当者から現場にしっかり伝えておいてもらえればトラブルも少なくて済みます。
撮影時には、ホワイトボードや画用紙を持った写真なども撮っておくと色々使える場合が多いのでおすすめ。
④料理の撮影について
シズル感は、表面のテカリやコップのしずくやビールの氷結具合などから演出。
色味は、ホワイトバランスをあわせるよりも料理を美味しそうに見せることを優先。
料理の色味は、青白、緑はまずい→赤や黄色に寄せるとおいしそうに見えるのでお店の人にも喜ばれやすい。
スマホ撮影では余計なモノを写さない、極力アップにとるのがおすすめだけど素材写真ではNG!
※素材で使う写真の場合は完璧な構図はNG→文字入れなど使いやすいスペースをあけておくのが吉
⑤商品撮影について
商品写真の場合、「履物は左向き」など業界ごとに決まりがある場合も多いので要確認(時計の針10時10分とかね)
商品撮影では「情報写真→イメージ写真→共感を呼ぶ写真の3つを抑えることがポイント」
言い換えると、詳細がわかる写真→全体写真→届ける相手のイメージできる写真が大切(拡散されやすい)になる。
また商品撮影は、気になる点を見つけてはズラシての繰り返しでどんどん良い状態に作りこんでいく撮り方をする。
能動的な人物撮影とは違って作りこむスタイルといえます。
⑥おまけ(撮影用にあると便利グッズ)
- 英字新聞・・・背景に入れる小物として使える(読み終わったモノをもらうのもアリ)
- 万能クリップ ・・・吊り下げたり固定したり留める際の必需品
- どっちもクリップ ・・・アシスタントがいない場合に代わりに持たせたりできる
- バナナスタンド・・・ネックレスはじめ吊り下げる商品撮影にあると便利
- アクリル版・・・商品を浮かせて撮ったり、反射を利用することができる
「予算の少ないWeb制作案件のための素材写真撮影のコツ」イベント感想
個人的にカメラは、独学で勉強中なのでスタンダードなルールとか基本となる撮影テクニックを知れて大満足です。
より深く知りたい方は、発売されたばかりの岡田陽一さんの本を手にとってみてはいかがでしょうか?
ブログやSNSにあげる写真のクオリティも間違いなくレベルがあがりますよ。
ではでは、今回はこの辺で!
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