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2015年12月1日〜2日まで【αアンバサダー】撮影ツアー in 星野リゾート 界 箱根に参加してきました。
撮影ツアーの様子や感想については前回の記事でまとめてあります。
【関連】#αアンバサダー 撮影ツアー in 星野リゾート 界 箱根の様子や感想まとめ
この撮影ツアーでは、自然風景を撮影している写真家の林明輝(りん・めいき)先生から撮影テクニックを習うことができた。
参考
今回は、カメラ初心者が風景写真を撮る際に必要なモノや設定、知っておくと良いことをまとめてみました。
私的な備忘録ですが、これから風景写真を撮られる方の参考にもなれば幸いです。
※当記事中の撮影機材はソニーマーケティング様よりお借りしていたα7Ⅱとなっています。
①風景写真を撮る際に必要なモノ

風景写真を撮影するにあたり、必要最低限揃えておくと良い物が下記になります。
- 三脚・・・しっかりとした物でできるだけ背丈の高い方が良い
- カメラレリーズ・・・ブレ防止のため極力リモコンを使ってシャッターを押す
- 各種レンズフィルター・・・NDフィルターやPLフィルターはお好みで用意する
1.三脚について
三脚派の方々がお使いになっていたのは、やはりManfrotto(マンフロット)やGitzo(ジッツオ)などの高価な三脚。
自然の中で撮影するため、足場が真っ平らなところなんてないので私が持っている安くてやわな三脚ではキツイですね。
林先生の説明でも、段差や傾斜を足で調整しても高さが合わせやすいため三脚は身長より高いモノを持っておくと良いとのこと。
しっかりとした三脚や雲台は、一度買ってしまえばほぼずっと使えるので近々買うつもりでいます。
2.カメラレリーズについて
例えば、リモコン受光部搭載の“α”Aマウントカメラと“α”Eマウントカメラで使用可能なモノが3,000円程度で買えます。
また撮影中は、常に首から下げておくと良いとのこと。
3.各種レンズフィルター
講評会の際、参加者の方々の写真を見ていて個人的に良い写真だなと感じたモノがこの2つを上手く使って撮られていました。
レンズフィルターは、今後の課題として色々と試していきたいところです。
②風景写真を撮る際にオススメのカメラ設定

写真の好みや撮影環境によって異なりますが、林先生から初心者にオススメなカメラ設定を習いました。
わからないうちは下記の3つのポイント通りに設定してみると良いでしょう。
- メモリ機能を使ってカスタム設定を登録しておく
- 長秒時NRと高感度NRは切る
- 手持ちならレンズの手ブレ補正ON/三脚撮影ならレンズの手ブレ補正OFF
1.メモリ機能を使って2種類のカスタム設定を登録
そこに、何よりも撮影までの速さ優先した設定と三脚を構えてじっくり撮る設定の2種類を登録しておくと便利とのこと。
林先生が参考程度に登録をオススメしていた風景写真のカメラ設定2パターンが下記になります。
- 手持ちですぐに撮り始める場合の設定・・・MモードでF値10 SS1/100 isoはAutoで三段階露光する
- 三脚を構えてじっくり撮る場合の設定・・・Aモード(絞り優先)でF値16でiso50または100
注)シャッタースピードが遅くなるとブラケット撮影できないことがあるので露出補正ダイヤル(α7Ⅱ搭載)などを使うと良い
風景写真の露出は、−1を基準に撮っておくと経験上良い結果が多く得られているそうです。
また可能限り、被写界深度も3段階以上撮っておき被写体の立体感や奥行きが良いモノをセレクトするのが望ましいとのことでした。
レンズの絞りは一般的に5.4〜8あたりが良いと言われますが、林先生曰く風景写真ではこだわらず絞れる時は絞るのもポイント。
2.長秒時NRと高感度NRは切る
後ほど、ググッてみたらどちらもノイズを減らしてくれる機能ですが解像度を優先するなら切っておいた方が良さそうでした。
また、暗い所で撮影時についてしまう赤いAF補助光もあわせて切っておくことをオススメします。
AF補助光は、カメラ購入時の初期状態でONになっていることが多くて他の撮影者の迷惑になるので注意が必要です。
まずカメラを買ったり借りたらAF補助光OFFと覚えておくと良いでしょう。
3.レンズの手ブレ補正ONとOFFを切り替える
但し、三脚を使う場合には手ブレ補正をOFFにしておかないと挙動がおかしくなる場合が多いので注意が必要とのことです。
特に望遠の長いレンズを使う際は、忘れずにチェックしましょう。
③風景写真を上手に撮るポイント

私のようなカメラ初心者や風景写真をあまり撮らない方は、まず風景の中のどこを撮ったらいいかがわからない。
林先生に尋ねてみたところポイントとしては3つのことを教えてもらった。
- 眺めていて目をとめてしまうところを撮る
- 光輝いているところを撮る
- 撮りやすいところばかりから撮らない
1.眺めていて目をとめてしまうところを撮る
例えば、2つコブになっているところだったり1本だけ斜めに木が倒れているなど風景の中から特徴あるところを見つける。
2.光輝いているところを撮る
陽の光がしっかり受けて輝いているところを撮るのがおすすめ。
例えば、水の雫や光で輝いているすすきなど
またお天気が良くない日の空は写さないようにするのがベターとのこと。
3.撮りやすいところばかりから撮らない
例えば、滝に近づいて撮るなど
決して、立ち入り禁止区域に入ったり危険な場所で撮るということではないのでご注意ください。
尚、この撮影ツアー中に私が撮った写真の一部は前回の記事にいくつかアップしています。
風景写真を上手に撮る設定や撮影テクニックまとめ

初めて参加した撮影ツアーにて学んだことが沢山あった。
中でも風景写真に限らず、上手な写真を撮る上で一番大事なことは「作る」という意識。
行き当たりばったりで撮ってるだけでは一つ上のレベルへは進めない。
写真の上手な人たちは、撮影ポイント見つけるだけでなくどう撮ったら人に響く写真になるかを常に考えながら撮っている。
構図や理論も抑えつつ、オリジナリティを加味していると感じました。
またツアー中に、お借りして使っていたSONYの人気カメラα7Ⅱ
特にEVF(電子ビューファインダ)により、露出やホワイトバランスがダイレクトに確認できたり拡大機能とピーキングでマニュアル撮影が簡単な点は素晴らしかった。
これから風景写真を始める方、今現在カメラ購入で迷っている方はSONYのα7シリーズを候補に入れておくと良いでしょう。
風景写真には特におすすめな機種なので、正直言うと私も買い替えを検討中です。
ではでは、今回はこの辺で!
今回の撮影ツアー中に使用した機材一覧

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